サンタクロース 帯




雪だるま 名古屋帯


ステンドグラス 名古屋帯


雪の結晶 名古屋帯





樅の会


 従来、着物業界では冬だけにテーマを絞った展示会というのは少なく、冬物の着物と言えば、新春という枠のなかで、お目出たいお正月の図柄や春向きの図柄を中心に展開するのが常識でした。
 そこで日本の冬にテーマを絞り、春物の図柄と切り離してみようという試みで始めたのが「樅の会」です。「あらた会」に準ずる第2の新作発表展示会として2003年よりスタートしました。
 冬の景色の織りなす色や図柄を主題として、厳寒期の間に見せる自然の風景を作品に表そうと試みます。
 例えば、神秘的でクリスタルな輝きを持つ雪の結晶、冬の夜空に冴え渡る星座や神話の世界、暖かく揺れ動く暖炉の火、太古の森に原生する針葉樹に降り注ぐ雪模様など、いずれも既存の図柄では表現しきれなかった冬のロマンを描きます。

 「樅の会」で描きたい柄の中には日本の柄だけではなく世界に共通する図柄も加えて、広くどの国の人にも分かり易い題材を織り上げる ようにしています。
 よりインターナショナルに理解出来る柄を発表する場とも考えています。冬の厳しさに加えて冬の行事の持つワクワク感、遊び心のエスプリを覗かせた作品創りを試みています。


樅の会の開催時期について


 「樅の会」は毎年12月中頃に開催されますので、クリスマスの頃にも重なります。一年間に起きた色々な出来事などお話も弾みます。お客様同士、そして私達も含め楽しい交流が盛んとなります。
 忙しい時季ではありますが、冬のロマンに想いを馳せながら、希望を次の年に繋げて、お楽しみ下されば嬉しく思います。
  コートもこの時期には新作が揃います。新春のための着物として、お初釜、新年会、初観劇、お稽古初めのコーディネートの相談等もお受けします。ぜひ、工房にて冬のひとときをお過ごし下さい。

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